リーガルサポートながのについて
支部長挨拶
皆様、こんにちは。公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートながの支部のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。支部長の依田淑史と申します。
長野県は、美しい自然に恵まれ、長い歴史と豊かな文化を有する地域です。そして何より、地域のつながりを大切にし、お互いを支え合う温かな県民性があります。しかし、超高齢社会を迎える中で、認知症や知的障がい、精神障がいなどにより判断能力が十分でない方々が、安心して日常生活を送れるように支援していくことは、これまで以上に重要となっています。
成年後見制度は、こうした方々の権利を守り、その人らしい尊厳ある生活を支える大切な仕組みです。私たちながの支部では、司法書士としての専門知識と経験を活かし、成年後見人等としての職務を通じて、ご本人の意思を尊重しながら、その方らしい暮らしの実現をお手伝いしています。
さらに令和7年度からは、未成年後見についても新たに事業に加わりました。親を失った未成年者など、法的に支えを必要とする子どもが、自己の意思を尊重され、安全に健やかに成長できるよう支援していくことも、私たちの重要な役割です。成年後見と同様に、司法書士の立場から子どもの権利擁護に取り組んでまいります。
また、制度の普及・啓発活動にも力を入れ、市町村や関係機関と連携しながら、地域全体で支え合う仕組みづくりを進めています。研修会の開催や相談会の実施を通じて、多くの皆様に成年後見・未成年後見制度を知っていただき、必要とする方に適切な支援が届くよう努めています。
私たちは、「高齢者及び障害者が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援するとともに、未成年者が自己の意思を尊重され安全に健やかに成長できるように支援し、もって高齢者、障害者及び未成年者の権利の擁護並びに福祉の増進に寄与する」という理念のもと、一人ひとりに寄り添い、きめ細やかな支援を心がけています。成年後見制度や未成年後見制度に関するご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
長野県での私たちの取り組みが、全国の皆様にとっても参考となり、後見制度のより良い活用につながることを願っております。今後とも、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートながの支部をどうぞよろしくお願いいたします。
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート ながの支部
支部長 依田 淑史
組織の紹介
リーガルサポートは成年後見制度を支える公益社団法人です。
1999年(平成11年)12月、リーガルサポートは成年後見制度の施行に先立ち、全国の司法書士によって社団法人として設立されました。高齢者、障害者等が自らの意思に基づき安心して日常生活を送ることができるように支援し、もって高齢者、障害者等の権利の擁護及び福祉の増進に寄与することを目的にしています。2011年(平成23年)に公益社団法人の認定を受け、現在も日本の成年後見制度を支え続けています。
リーガルサポートは日本最大の専門職後見人団体です。
リーガルサポートの正会員はすべて司法書士です。司法書士はこれまで、重要な財産の管理・保全や民事紛争の解決など、みなさまのそばでみなさまの権利を守る法律の専門家としての役割を果たしてきました。リーガルサポートは、全国都道府県ごとに50の支部(北海道は4支部)があり、全国で9,000人に迫る会員が、長野県内においても130人以上の会員がそれぞれの地域の実情に即した後見業務を行っています。
司法書士は第三者後見人の中で一番多く選任されています。
司法書士は、成年後見制度が始まって以来、親族以外の第三者後見人の中で一番多く家庭裁判所から選任されています。リーガルサポートは、その信頼に応えるべく、会員が適切な後見業務を遂行することができるよう、研修制度や報告制度などを採用しています。
活動の紹介
- 会員の執務管理及び会員向け研修の開催
- 家庭裁判所との連携強化
後見人候補者名簿の提出に基づく後見人等候補者推薦
意見交換会の実施・参加 - 成年後見利用促進法施行に伴う行政との連携強化
制度向上に向けた行政への働きかけ - 各種相談会及び勉強会の開催
- 地域包括支援センター等への講師派遣及び相談員派遣
- 県内各地の成年後見支援センター等、行政、社協等への各種委員の派遣
- 市民後見人育成
- 成年後見制度普及啓発事業
アクセス
リーガルサポートながの
〒380-0872 長野県長野市妻科399番地 長野県司法書士会内
TEL:026-232-7492